富岡八幡宮の祇園舟(富岡八幡宮例大祭)

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富岡八幡宮の祇園舟(富岡八幡宮例大祭) 富岡八幡宮例大祭

『祇園舟神事』(ぎおんぶねしんじ)(富岡八幡宮例大祭)


令和4年7月17日(日) 例大祭
大祭式  午前10時
引き続き  祇園舟神事

 

■『祇園舟神事』(ぎおんぶねしんじ)

800年以上の伝統をもって継承されている特殊神事で、横浜市無形文化財の第一号に指定されている、横浜を代表する夏の行事です
例大祭の日に、大祭式に引き続き行われる祓えの神事

青茅の舟に罪穢れを託して沖合遠く流しやるもので、全国各地で6月に行われている茅の輪(ちのわ)くぐりや夏越の祓(なごしのはらえ)の神事と同様、心身共に清々しく祓え清めて暑い夏を迎える、昔ながらの行事です。

また麦秋の時期でもあり、初穂の麦を海の神にお供えし、五穀の豊饒と海の幸の豊漁に感謝するという要素も一緒になった神事でもあります。

富岡八幡宮例大祭で行われる特殊神事の「祇園舟」は、800年以上の伝統があり、夏の横浜の代表的な行事として知られます。社殿での祭典の後、青茅を束ねて作った70cmほどの祇園舟を舟だまりより沖合まで運び、一年間の罪や穢とともに流します。帰路の五丁櫓の木造和船の競漕が、この神事の一番の見どころとなっており、流した罪穢から一早く逃げ帰って来たことが競漕の起源とされます。

■『茅舟』(かやぶね)

青茅(あおかや)で作った70cmx50cm程度の楕円形の茅の輪(ちのわ)を舟に仕立て、 お供え物として小麦の粒を敷いた折敷(おしき)に 大麦の粉で作っただんご(=しとぎ)を供え、舟縁には1年分12本の御幣(ごへい)を並べ立て、中央には大きな御幣を立て掛けます。

富岡八幡宮と祇園舟(富岡八幡宮例大祭)『茅舟』(かやぶね)

富岡八幡宮『祇園舟の祓』(ぎおんぶねのはらえ)

「茅の輪のお守」

神代の昔、素戔嗚尊(スサノオノミコト)が疫病の流行っていた吉備の国を旅した時、蘇民将来と云う人に疫病除けのお守として「茅の輪」を腰に付けるよう教えました。

これに倣った村人が疫病から逃れられた事から「茅の輪」が疫病厄災除けのお守りとして広まったのです。

各地で行われている「茅の輪くぐり」と同様、当宮に伝わる「祇園舟」は茅の輪を舟に仕立てて、これに罪穢れを託して流す「夏越の祓」の行事で、心身共に清々しく夏を迎える行事です。

「茅の輪のお守」は、鬼門や家の祓いたい処に掛け、お守りとして下さい。

*『祇園舟の祓』舟形の申し込みは、例祭当日の約1か月前より受付いたします。社頭にてご記入の上、お申込みください。
*「富岡八幡宮奉賛会」会員の皆様にはご案内を発送致しますので、しばらくお待ちください

富岡八幡宮について

富岡八幡宮(とみおかはちまんぐう)は、横浜市金沢区富岡東にある神社である。旧社格は村社。別名「波除八幡」。

祭神

八幡大神
蛭子神
天照皇大神

由緒

建久年間(1190年~1199年)源頼朝が摂津国難波の蛭子神(恵比寿神。西宮神社の末社のものと言われる。)を勧請して創建、安貞年間(1227年~1229年)に八幡神が合祀されたという。八幡宮の山が応長の大津波から富岡地区を守ったことから「波除八幡」の別名を持つ。

祭事

  • 例大祭  7月(旧暦6月15日) 「祇園舟」が執り行われる。
  • 秋季大祭 9月(旧暦8月25日) 「湯立神楽」が奉納される。
  • 卯陪従(うべえじゅう)2月および11月の初卯の日 「湯立神楽」が奉納される。

文化財

富岡八幡宮の社叢林(横浜市指定天然記念物)

由来

富岡八幡宮の由来
建久2年(1191)源頼朝が、鎌倉の鬼門にあたる富岡に鬼門封じとして造営し、摂津西宮神社の蛭子尊の分霊を勧請したのが始まりとされています。
鎌倉八幡宮と同じ頃の創立の古社です。

安貞元年(1227)に富岡に八幡大神が現れ、自分を祀るように託宣があり、以後八幡宮となったと伝えられています。
応長元年(1311)の大津波の際に、富岡を守った八幡様として「波除八幡」(なみよけはちまん)ともいわれました。

現在の本殿は天正14年(1587)の建立ですが、平成14年に少し位置を動かし、現在の覆殿が再興されました。

当社で著名なものとしては
(1)毎年7月に実施される、800年以上の伝統をもつ「祇園舟」(市無形民俗文化財)の神事
(2)年2回の「卯陪従(うべえじゅう)」という湯立て神楽
(3)富岡の領主八木但馬守宗直奉納の梵鐘(市指定文化財)
(4)八幡神像(市指定文化財)
(5)社叢林(市指定文化財:天然記念物)等があります。

なお現在慶珊寺にある大般若径600巻は、正中2年(1325)、武将の藤原貞泰が富岡八幡宮に寄進したものだが、明治の神仏分離の際に慶珊寺に預けられたものです。

また土地の地頭豊嶋明重は、慶長15年(1610)、および寛永2年(1625)の2度にわたって、富岡八幡宮の社殿の修造をしています。

なお、「金澤七福神」のうち恵比寿が祀られています。

祭神:応神天皇(おうじんてんのう)
神功皇后(じんぐうこうごう)
比売大神(ひめのおおかみ)
蛭子尊(ひるこのみこと)
天照皇大神(あまてらすおおみかみ)

 

名称 祇園舟(富岡八幡宮例大祭)(ぎおんぶね とみおかはちまんぐうれいたいさい)
所在地 〒236 – 0051 神奈川県横浜市金沢区富岡東4-5-41
開催期間 2022年7月17日  神事/10:00~
開催場所 横浜市 富岡八幡宮
交通アクセス JR新杉田駅より市営バス294系統 「八幡公園前」下車すぐ。
JR磯子駅より京浜急行バス4系統 「宮の前」下車、徒歩約5分。
京急本線京急富岡駅より徒歩約15分。
主催 富岡八幡宮
問合せ先 富岡八幡宮 045-776-3838
ホームページ https://www.tomioka80000goo.org/gionbune20/
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出典:祇園舟 | ハマのエビス様 富岡八幡宮